自民党政治の終わり

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 新しい政治を考えなければいけない時期に来ています。自民党の一党支配が機能不全に陥った原因と経緯を民主党の小沢一郎代表と小泉純一郎元首相の果たした役割を軸に、述べてみたい。

 従来の『自民党システム』の条件は4つある。
第1は、冷戦が日本外交の選択肢を限定し、自民党を有利にしていたこと。
第2は、中選挙区制度。
第3は、日本経済の持続的な成長。
第4に、官僚が政治を下支えしたこと

 だが、この4条件はすべて変わった。まず冷戦は終わり、自衛隊の海外派遣を求められるなど国際情勢が変化した。環境の変化に対応しきれない日本に危機感を持ち、政治制度を根本的に変えようとしたのが、自民党システムの本質と限界を知り尽くした小沢氏だった。

 大胆な政策転換を可能にする二大政党制が持論だった小沢氏。その前提となる小選挙区制が1994年、導入された。

 経済面も大きく変わった。先進国に追いつくという明確な目標に向けて、官僚が民間を誘導すれば成長できた時代は終わり、市場での競争を原則とするグローバル化が進んだ。

 あらゆることが市場で決まり、重要情報が集まらなくなった役所の機能が低下した。

 自民党は、借金を重ねバラマキをしないと延命できないシステムになり、ついに小泉氏の人気に頼ったと。だが、小泉氏は、自民党の組織基盤もぶっ壊した。2005年の総選挙の大勝は自民党最後の輝きだった。


今後の日本政治の打開策として2つの提案をしてみたい。1つは「マニフェストの本格的な活用と政権交代をベースとした政党間競争の充実による欧州型への転換である。もう一つは立候補する際に、現在の職業との兼任や休職を認め、新たな人材が政治に挑戦しやすくすること。

 二世議員でないと有力政治家になれない状態を改め、競争によって政治に活力を与えることである。政党問競争と脱・世襲制が大切である。

― posted by 大岩稔幸 at 10:32 pm

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